BIG4税理士法人出身の税理士が選んだ「税務×ファイナンス」のキャリア、税務スキルを活かす「キャリアの掛け算」とは?【PR】

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「税理士のキャリア」と聞くとどんな選択肢を思い浮かべるだろうか?

相続や資産税、国際税務、組織再編といった専門分野への特化、もしくは、病院や外資系企業といった業種への特化などがよく挙げられるだろうか。いずれにせよ税理士であるからには「税務」の中でキャリアを考えるケースが多いだろう。

そんな中、「税務」の領域を飛び出し、そこに「ファイナンス」を掛け合わせることで活躍する税理士がいる。

今回登場する東京共同会計事務所の税理士・平野雄一氏は、キャリアの初期においていわゆるBIG4と称される大手税理士法人で税務の土台を築き、その後、監査法人系FASや証券会社でのM&Aアドバイザリー経験を経て、現在は東京共同会計事務所でパートナーを務めている。

彼は「専門と専門の掛け算」に、自らのキャリアの道筋を見出した。

平野氏に、自身のキャリアの変遷や、その背後にある考え方、税務とファイナンスという「キャリアの掛け算」に行き着いた背景、東京共同会計事務所で働く魅力について、語ってもらった。

平野 雄一 氏_東京共同会計事務所_コンサルティング部_パートナー/税理士平野 雄一
東京共同会計事務所
コンサルティング部
パートナー/税理士

事業会社の経営企画部を経て、2005年より税理士試験2科目合格で税理士法人トーマツ(現:デロイト トーマツ税理士法人)に入所。2008年にアーンストアンドヤング・トランザクション・アドバイザリー・サービス株式会社、2010年よりSMBC日興証券株式会社にてM&Aを中心とした経験を積む。2013年、東京共同会計事務所へ入所。2017年よりパートナー職を務める。
財務・税務DD、企業価値評価、ファイナンシャル・アドバイザリー業務までM&Aに関して幅広く関与。プロジェクト・ファイナンスにおいては主にコンセッションや再生可能エネルギー関連業務に従事。慶應義塾大学卒業。

本記事の目次

科目合格で税理士法人トーマツに、税務で築いたキャリアの基盤

── 平野さんは2007年に税理士試験に合格しています。合格までの経緯を教えてください。

社会人として最初に入社した事業会社でグループの組織再編に携わったのですが、それをきっかけにもっと税務や会計の勉強をしたいと思いました。しかし、とても激務な職場だったので、一度会社を辞め、資格予備校に通って税理士試験の勉強を始めました。

その後、税理士試験2科目に合格して、次の2科目の合格待ちをしている際に現在のデロイト トーマツ税理士法人、当時の税理士法人トーマツ(以下、デロイト)に入所しました。2005年のことです。
入社後すぐに2科目の合格が判明し、最後の1科目は働きながら勉強して、結果的に3年かけて合格し、晴れて税理士となることができました。

── デロイトではどのような仕事をされていたのでしょうか。

私が所属していたのは法人総合部門という、法人の税務申告や相談を中心に関与する部署で、仕事の90%以上の仕事が法人の税務申告業務でした。

主に外資系の日本法人を中心に年間40~50社を担当していて、外資系企業の12月決算に、その後の3月決算の仕事が続き、12月~6月はずっと忙しかったですね。

── 残り1科目とはいえ、その状況で働きながら勉強もするのは大変だったのではないでしょうか。

そうですね。当時はまだワークライフバランスという言葉もなかった時代で、繁忙期には徹夜して働くことも当たり前にある時代でした。
12月~6月が繁忙期で、そこが終わったら8月上旬に税理士試験ですから、勉強の時間も十分にとれるわけもなく本当に大変でしたね。

── その後、税理士資格を取得し、2008年に監査法人系のFASに転職されています。せっかく税理士資格を取得したのに、税務以外の分野に行かれたのはなぜなのでしょうか?

税務申告は、当然のことながら、お客様にとっても社会的にも意義のある大事な仕事です。
しかし、前年の申告書を踏襲する部分も多く、3年経験したことでルーティン業務のように感じ始めてしまい、もっと変化のある仕事をしたいと思うようになりました。

そこで関心を抱いたのが、デューデリジェンス(以下、DD)も含めた財務分析の仕事です。
財務分析には様々な創意工夫が求められる側面もあり、奥行きが深く、決まったことだけやれば良いわけではない点に魅力を感じました。

それで転職活動をして、アーンストアンドヤング・トランザクション・アドバイザリー・サービス株式会社(現:EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社/以下、EY)に入社し、M&Aにおける財務DDを中心とした業務の担当となりました。

── この時点ではファイナンス系の仕事は初めてかと思います。税務からキャリアチェンジし、苦労があったのではないでしょうか。

周りは会計士ばかりで税理士は私1人であり、当然、監査法人での勤務経験も業務で求められる会計知識もありませんでしたので、いろいろと大変だったのは事実です。しかし当時体力とやる気だけはあったので、書籍を読み漁ってなんとかしていました。
またこの分野での経験は当然ないわけですが、だから逆に周囲の人たちが親切にしてくれて、いろいろと教えてくれたんです。EYでは良い人たちに囲まれて、今でも感謝していますね。

── EYで財務DDに携わり、次は証券会社に転職しています。経緯を教えてください。

EYで財務DDをひと通り担当して、今度はM&Aのソーシングからクロージングまで、つまり、M&Aの始まりから終わりまでの一連の流れを担当する証券会社の業務に魅力を感じました。
それで30代前半でSMBC日興証券株式会社のM&Aアドバイザリー部門へ転職しています。

入社後は、M&A案件を最前線で取り扱うフロントチームをサポートする社内専門家としての立ち位置から、主に財務や税務、バリュエーション関連のプロジェクトに関与しました。

証券会社は年間に数十件もバリュエーションレポートを出すので、新たに学ぶことが多く大変だったものの、これまで経験してきた税務や財務の知識も役立って、充実していましたね。
そこで出会った仲間、同年代、先輩・後輩たちとは未だに一緒に仕事をしています。

── SMBC日興証券時代は、同僚に税理士や公認会計士はいたのでしょうか。 

私が所属していた部門は100名以上のメンバーがいたと記憶していますが、そのうち、税理士や会計士は3~4名でした。会計や税務といった専門分野の業務は、監査法人系ファームや税理士法人などにも協力してもらっていたので、社内の専門家はそんなに多くなかったのです。

けれどもそのおかげで、社内での税務周りの相談などは真っ先にもらっていて、やりがいがある環境でした。

平野 雄一 氏_東京共同会計事務所_コンサルティング部_パートナー/税理士

専門と専門の掛け算で勝負する、自身のキャリアの特徴に気づく

── 証券会社で3年程過ごし、そこから東京共同会計事務所に移籍しています。どうして大手の証券会社から中規模の会計事務所への転職を考えたのか、教えてください。

中長期的な自身のキャリアを考えたときに、それまで学んできたことを、垣根なくクライアントに提供したいと考えるようになったからです。それには中堅規模の会計事務所が最適だと考えました。

例えば、BIG4のような大組織だと、税務、財務、バリュエーション等様々な分野を同一部署で提供するということは行っていないと思います。また、長年ひとつの分野に秀でた「専門家中の専門家」のような人もいて、そういった人たちと勝負して勝ち抜いていく道を選択するようなタイプでもありませんでした。

そこまで多分野の経験をしてきた私のキャリアを踏まえると、次に勝負するフィールドは、「特定の分野の専門家」ではなく、「専門と専門の掛け算」で勝負できるフィールドが良いと考えました。

── それで東京共同会計事務所の門を叩くわけですね。

はい。ただ正直に言うと、応募時点ではどこまで自分にフィットしている会計事務所なのかをしっかりわかっていたわけではありませんでした。

面接で会った代表の内山が、爽やかで清々しく、一緒に働きたいと感じる人物で、それが一番の入所の決め手でした。

2013年にマネージャーとして入所しましたが、おかげさまで2017年からはパートナーを務めています。現在は主に、M&Aの財務・税務DDやバリュエーション、プロジェクト・ファイナンスなどの案件に携わっています。
証券会社時代は1兆円規模の大型のM&A案件などに関与していましたが、現在は、スモール・ミドルキャップ(小~中規模)のクライアントが中心で、中には初めてM&Aを行うというお客様もおられるなど、様々な案件に取り組めています。

入所時は、自分が希望する多分野のサービスを複合的に提供できるし、代表も魅力的なので、まずはここで頑張ってみようと入所してみたら、非常に自由で様々なことに取り組める環境だったので、想像以上に良かったですね。

平野 雄一 氏_東京共同会計事務所_コンサルティング部_パートナー/税理士

キャリア初期の「税務経験」にどう向き合うべきか?

── 現在は専門領域を横断してサービス提供している平野さんですが、キャリアの初期で税務経験を積んでおいて良かったと感じる面があれば教えてください。

キャリア初期での税務経験は、要所要所で役立っていますが、意外と思われるものを挙げると「営業」です。

東京共同会計事務所に入所してから、M&A案件を獲得するための営業に従事してみると、最初こそ大変でしたが、今では明快に、自分がM&Aに関わることでどのようなメリットがあるのかを、税務という切り口でクライアントに提供できています。

例えば、あるM&A案件を組成する際、「どのようなシナリオなら最終的に税務メリットがあるか」という話は、証券会社が顧客に提案する際の鉄板ネタのひとつです。

ただ税務というのは非常に特殊でわかりにくいルールになっているため、「念のため外部の専門家に確認しておきたい」というニーズがあるものです。もし間違いがあれば天地がひっくり返るような大きな金額のインパクトがあるからです。

そのため、案件が進むか進まないかわからない段階からでも、質問がたくさん発生します。私の場合は、税務という強みがあることでその段階で声をかけてもらい、それが早い段階でお客様との関係性を深めることにつながり、仕事の獲得につながっていくのだと、当事務所での経験を通じて気づきました。

つまり、キャリアの入口で税務という専門分野を磨いたことが、今になって営業として役立っているのです。

── 現在、税務キャリアを積んでいる若手の方向けに、アドバイスがあればお願いします。

税務をキャリアの出発点とする方は、しっかりと腰を据えて、2~3年は申告書作成などの仕事をするのが良いと考えています。申告書作成は地味な仕事に見えるかもしれませんが、地に足が着いた助言ができるようになるためには大切です。
地味に思える仕事こそ若い時にやっておくことで、将来、その経験こそが差別化要素になると思います。

もしあなたが年齢的に中堅キャリア層だとしても、そこからファイナンス分野にキャリアチェンジするとしても、モチベーションがあればまったく問題はありません。知識に不安があるとしても、関連分野の書籍を読むなど努力していけば大丈夫ですし、税務との親和性も高い分野なので、中長期的には過去の税務経験がアドバンテージになる部分も要所要所であります。
むしろ知識ではなく、「なぜその分野を学びたいか」というモチベーションの源泉を、若いうちに言語化しておくと良いかもしれません。

── せっかく経験した税務分野からキャリアを変えること、もしくは、転職自体に躊躇してしまい、踏み出せない人もいるかと思います。

長く勤めることはもちろん素晴らしいことですが、かと言って転職や環境を変えることに保守的になりすぎるのも良くないと思います。
特に若い時の経験は、足し算や掛け算として積み上がりますし、同じ「20年」でも「1社で20年勤務」より「2社で10年ずつ勤務」のほうが、経験の幅が広いとキャリアの後半では評価されることもあると考えています。
キャリアの「種まきの時期」と「収穫の時期」を意識して、収穫に向けて種まきの時期をどう過ごすかを考えるのが良いのではないでしょうか。

── 「種まきの時期」に得た専門性を掛け算して「収穫の時期」を迎えるわけですね。

その通りです。特に税理士などの士業では、キャリアの中盤以降で自分の業務に営業が入ってきた際にも、アンテナはたくさんあった方が仕事を受注しやすいのは間違いありません。
専門性を高めるキャリアもリスペクトしていますが、複数のアンテナを張っておくことも大事だと思います。

また、以前、尊敬する上司が「M&Aは財務・税務分野の総合格闘技」と表現していたことがあるのですが、税務でも総合格闘技的な力が必要だと思っています。

例えば、税務DDの対象となる日本法人に重要な海外子会社等がある場合、日本の税務知識に加えて、海外子会社とコミュニケーションをとるスキルが必要になるかもしれません。「関連会社との取引は時価で行わないと寄附金課税のリスクがある」という助言をした場合に、クライアントから時価とはどのように考えればよいかと聞かれた際にはバリュエーション業務の経験が役立つかもしれません。ある投資プロジェクトに関する税金の計算方法を相談された場合、税法の知識だけを提供するのと、それをExcelの事業計画モデルに反映して様々なケースに対応できる汎用的なモデルを作成するのとでは、どちらが評価されるかは自明だと思います。

そう考えると、税務においてもいろいろな専門性を掛け算した方がキャリアの中盤以降でクライアントに魅力のある提案ができるのではないかと思います。

これからAIが発展するにつれ、知識があるだけでは勝負できなくなってきます。複数の領域を掛け算して、自分の世界を広くし、課題を解決していくスキルの必要性が高まっていくのではないでしょうか。

平野 雄一 氏_東京共同会計事務所_コンサルティング部_パートナー/税理士

キャリアの枠を超えて経験を積める、東京共同会計事務所の魅力

── 最後に、東京共同会計事務所の魅力を教えてください。

東京共同会計事務所には、大手ファームから転職してきたメンバーも在籍しています。みなさん優秀ですが、そういった方々の中には大手ファームでは限られたジャンルの業務や案件しか任せてもらえかったという人もいます。

一方で、東京共同会計事務所なら、M&Aにおいても、財務DDやバリュエーションもやってもらいますし、それもできるようになったら他の業務もどんどん任せていきます。部門の垣根なく様々な業務や案件に取り組む中で、他の分野を学ぶスピードも早まり、自分のキャリアの枠がどんどん広がっていくはずです。

また、東京共同会計事務所のプロジェクト・ファイナンスに関する税務は、日本でもトップクラスだと自負しており、この分野で活躍している税理士も複数在籍しております。

過去には北海道から九州に至るまでの空港のコンセッション案件(民間事業者が空港の運営権を取得して事業を営むプロジェクト)に関する税務助言も手掛けた実績もあります。
現在、高度経済成長期以降に構築された日本のインフラの老朽化が徐々に問題視されつつありますが、官民協力して課題解決を行うためのコンセッション案件に代表されるPFI業務が今後も継続して発生する可能性は高いと考えています。こういった社会貢献にもつながる仕事をできる環境が整っていることも、東京共同会計事務所の魅力のひとつです。

若い時にいろいろな経験を積むことはプラスになると思います。ご自身が興味のある分野に突き進む中で、東京共同会計事務所がキャリア構築の機会になれれば嬉しいですね。ご応募をお待ちしています。

── 平野さん、ありがとうございました。

平野 雄一 氏_東京共同会計事務所_コンサルティング部_パートナー/税理士

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執筆:pilot boat 納富隼平

この記事の著者

納富隼平

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【納富 隼平/合同会社pilot boat 代表社員CEO・公認会計士試験合格】1987年生まれ。明治大学経営学部卒、早稲田大学大学院会計研究科修了。在学中公認会計士試験合格。あずさ監査法人で会計監査に携わった後、デロイト トーマツ ベンチャーサポート株式会社に参画し、300超のピッチ・イベントをプロデュース。2017年に独立して合同会社pilot boatを設立。長文でスタートアップを紹介する自社メディア「pilot boat」、CVCやアクセラレーションプログラムのオウンドメディアコンテンツ制作・イベント運営・リサーチ等を手掛ける。公認会計士ナビでは、会計やスタートアップの記事・動画制作、イベント運営を専門に携わる。

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