会計事務所ではその規模を問わず、「派遣社員」として働いている人も少なくありません。その多くは仕訳や会計帳簿作成といった業務を担っており、読者のみなさんの中にはもしかすると「派遣社員の働き方は、任された業務をルーティンとしてこなすだけ」というイメージをお持ちの方もいるかもしれません。
しかし、ここ東京共同会計事務所では、任された業務をこなすだけでなく、それと合わせて専門知識の向上やスキルアップを実現したり、やりがいを持って取り組んだり、といった充実した環境で働き、さらに多くの方が派遣社員から直接雇用へ転換して活躍しています。
今回の記事でお話を伺ったおふたりは、派遣社員からスタートして現在は直接雇用となった方です。おふたりとも口を揃えて「東京共同会計事務所は、これまで勤めた他の会計事務所より働きやすい」と語ってくれました。
同事務所の業務では「SPC」「証券化」「ファンド」なんて難しい単語も出てきますが、その心配もいらないようです。その理由は？なぜ？
会計事務所や経理職の経験を活かして派遣社員として働きたい方、必見の内容です！
本記事の目次
- 会計事務所での経験を活かして派遣社員からスタート、現在は直接雇用に
- ふたりの仕事内容は？会計帳簿や申告書作成の補助業務を担当
- 充実しすぎ！？派遣社員にも研修、スマホやモニター貸与、在宅勤務などなど
- 社内イベント、フリードリンク、お値段オトクな社内販売など
- やりがいを持って業務に取り組めている、それが東京共同会計事務所の魅力
- ここが東京共同会計事務所の推しポイント！
会計事務所での経験を活かして派遣社員からスタート、現在は直接雇用に
── まずはおふたりの自己紹介をお願いします。
藤川：私はこれまでずっと会計事務所で働いてきました。東京共同会計事務所に来る前に最も在籍が長かったのは、外資系企業の税務を専門とする小規模の会計事務所で、8年ほど勤めていました。
その後に、東京共同会計事務所で通算して13年程勤めていますが、実は派遣社員として２回働いています。
── それはどういった経緯でしょう？
藤川：最初は、派遣社員として東京共同会計事務所の「経理部門」に派遣されてきました。その後、派遣期間を満了して、次に別の小さな会計事務所で派遣社員として働いていました。
ただ、その会計事務所では業務の進め方や雰囲気に関してちょっと違うと感じることが多く、派遣会社に別の派遣先を探してもらったんです。その際に東京共同会計事務所の「フィナンシャル・ソリューション部（FS部）」（※SPCの会計・税務業務を行っている部門）で募集があり、再度東京共同会計事務所で派遣社員として働くことになりました。
藤川さん（仮名）
外資系を専門にする会計事務所で8年の派遣社員勤務の後、派遣会社より東京共同会計事務所の経理部に派遣。その後、別の職場での派遣社員勤務をはさんで、再び派遣社員として東京共同会計事務所のフィナンシャル・ソリューション部（FS部）に。SPCの会計・税務業務を担当。その後、東京共同会計事務所との直接雇用に切り替え現在に至る。東京共同会計事務所での勤務歴は派遣社員時代を含めて13年。
── もう一度、働きたいと思う派遣先だったのですね。
藤川：そうですね（笑）そこから派遣社員として勤務し、現在は東京共同会計事務所との直接雇用となっています。雇用形態は「無期転換社員」です。
当事務所では、派遣社員を経て有期の契約社員として直接雇用された後、定められた期間勤務すると、雇用期間の定めのない労働契約を希望できる制度があります。「無期転換社員」とはその制度に基づいた雇用形態です。
正社員とは異なる独自の評価・報酬制度で運用され、派遣社員の時と同じ業務範囲で働けるだけでなく、勤務時間が派遣社員よりも柔軟であったり、雇用形態も正社員と同じ無期雇用で安定しているといった魅力があります。
── 岸本さんはどうですか？
岸本：私は新卒で生命保険会社に入社し、事務職として4年ほど働いていましたが、手に職をつけて、やりがいの感じられる仕事をしたいとずっと思っていたんです。そこで簿記の資格を取得し、アルバイトや正社員として小さな会計事務所で働いていました。その後、派遣会社と契約し、東京共同会計事務所に派遣されました。それから3年ほどが経ち直接雇用となり、そして無期への転換の制度を利用して、現在は私も無期転換社員として働いています。
岸本さん（仮名）
新卒で生命保険会社の事務職として4年勤務。個人会計事務所にてアルバイトや正社員として勤務後、派遣会社より東京共同会計事務所のフィナンシャル・ソリューション部（FS部）に派遣。3年の派遣社員期間を経て、東京共同会計事務所との直接雇用となり現在に至る。東京共同会計事務所での勤務は、派遣社員時代から通算して7年。
ふたりの仕事内容は？会計帳簿や申告書作成を担当
── おふたりの現在の仕事内容を教えてください。
藤川：まず、FS部では、一般的な株式会社や個人事業主ではなく、特定の事業だけを行うためだけに設立された会社（特別目的会社＝SPC）などの法人の事務を受託しています。その中で、私の所属するチームでは、SPCの会計・税務の補助に関する業務を担っています。
── すいません、出だしから難しそうです…。
藤川：「難しそう！」と感じますよね（笑）でも、業務内容は一般的な会計事務所と大きくは違わないので心配しないでください。
私達の業務は、担当しているSPCに届いた請求書や通帳から会計記帳を行い、会計帳簿や各種納付書や申告書を作成の補助を行うことです。会計ソフトや税務申告ソフトも一般的な会計事務所で使われているものと同じものを使っていますよ。
── おふたりとも会計事務所での勤務経験がありますが、そこと比較して違う点はどうですか？
藤川：一般的な会計事務所業務と比較すると、まず、個人のお客さまの確定申告がありません。また、SPCには従業員がいないので、給与計算や年末調整がないことも特徴ですね。
── 年末調整や個人の確定申告では、限られた期間でボリュームのある作業をこなすことも多いので、業界の人にはFS部の環境を好む人もいそうですね。
岸本：請求書や領収書などの証憑の集め方も違いますね。一般的な会計事務所だと、お客さまの多くは中小企業やその経営者で、領収書や請求書などをそれらのお客さまから集めて確認するのも業務の一環です。
東京共同会計事務所では、SPCの設立から清算までの間の様々な業務を受託しているので、請求書などの証憑は別の担当チームに届きます。ですので、多くの場合は、お客さまからではなく、所内の別の担当チームから証憑を集める形になります。
── お話を伺っていると、SPCは一般企業を担当するよりシンプルな面もあるのですね。
藤川：そうですね。SPCの会計業務は良い意味でシンプルです。私はこちらの方がやりやすいと感じています。
でも、例えば企業経理にずっと従事してきた方の中には、仕訳の種類や量が少なくて物足りないと感じる方もいるようです。ですので、一般的な企業とSPCのどちらの会計業務を好むかは、人によるかもしれません。
岸本：私は逆で、SPCの方が専門知識を活かせていると感じています。
私は簿記の勉強をしてから会計の世界に入りましたが、過去に勤めた会計事務所では、その知識をあまり使う場面がありませんでした。
会計事務所によっては「一般的には」「前年の仕訳はこうだった」となんとなく仕訳をするところもありますが、東京共同会計事務所では法令や規則に則って処理をするので、勉強した内容を実務に活かせていると実感しています。仕訳をする際に、それに紐づいている契約書などの資料を見る機会も増えましたね。
充実しすぎ！？派遣社員にも研修、スマホやモニター貸与、在宅勤務などなど
── みなさん、SPCの業務にはスムーズに馴染めているのでしょうか？
岸本：正直、私も最初は難しく感じました。急に「SPC」とか「ファンド」とか、ふだん聞く機会のない単語を扱いますし、仕訳も株式会社とは異なる点が少なからずありますから、みんなそうだと思います。
でも当事務所ではトレーニングキットが用意されていて、最初の２ヶ月はキットを使ってSPCの会計記帳の練習を行います。教育担当もついているので、これをしっかりこなせば理解も進みますよ。
── 派遣社員の方々にも研修があるのですね。しかも２ヶ月！SPC未経験者でも安心してスタートできそうです。
藤川：そうですね。また、普段から社内では様々な研修が行われています。派遣社員も参加可能な研修はいろいろあり、希望すれば参加できます。もちろん研修の時間も勤務時間として扱われますよ。
── 派遣社員の方向けにも研修がしっかり用意されているというのは、会計事務所はもちろん、一般企業でも珍しいのではないでしょうか。しかも、勤務時間扱いとは、専門知識が大切な会計業界ではありがたい制度ですね。
話題を変えて、働く環境についても教えてください。まず、職場やチームの雰囲気はどうでしょうか？
藤川：社内はかなり静かな雰囲気だと思います。みんな黙々と働いていますね。
でも、雰囲気は良く、私もわからないことがあったら、担当の正社員にすぐに相談しています。また、同じ業務を担っているメンバーは50名くらいと同僚も多くいて、研修やランチにも一緒に行ける安心感もあると思います。
── 出社と在宅勤務の割合はどのようになっていますか？
藤川：どちらでも選べるので、私はほとんど出社して仕事をしています。
岸本：私は、週2日ほどは在宅で仕事をしています。通勤に片道1時間半ほどかかるので、在宅勤務制度があってとても助かっています。派遣社員の方も社内規定*に基づいて在宅勤務の利用ができますよ。
*月4日以上の出社、かつ、年間利用上限日数を満たす範囲（週平均2日相当）での在宅勤務が可能です。
── 在宅勤務だとわからないことを質問しにくかったりはしないでしょうか？
岸本：みなさんメールでしっかり対応してくれますし、携帯電話も全員に貸与されているので、困る機会は少ないと思います。直接話した方がわかりやすそうだなと思ったら、出社した際に対応することが多いですね。
── 派遣社員の方にも携帯が貸与されるのですか？
岸本：はい。電話だけでなく、派遣社員の方にも在宅勤務用のノートパソコンとモニターが貸し出されます。ですので自宅でもオフィスと同じように仕事ができますし、在宅勤務の都度パソコンを持って帰る手間もなく快適です。
社内イベント、フリードリンク、お値段オトクな社内販売など
── オフィスの環境はいかがですか？
岸本：オフィスでは毎月「リフレッシュイベント」が開催されていて、社内交流をしています。七夕には願い事を書いたり、バレンタインではチョコレートをもらったり。夜はお酒を交えたイベントが開催されることもあります。
また東京共同会計事務所は2024年に丸の内（最寄駅：大手町駅・東京駅）にオフィスを移転していて、お昼休みにも使える広いスペースが社内にできました。ランチは近所でお弁当を買ってきて、そこで食べています。
藤川：私は、ランチは近隣のお店に食べに行っています。社内にはバーカウンターがあって、コーヒーやお茶などのドリンクは無料で飲めます。また、社内ではパンやスープ、スムージー、お弁当も販売されています。
岸本：普通に買うよりもかなりお得なお値段なのも魅力ですよね。
ウォーターサーバーやエスプレッソマシンは社内に複数台設置
やりがいを持って業務に取り組めている、それが東京共同会計事務所の魅力
──おふたりとも、派遣社員を経て、今は直接雇用の無期転換社員として働いています。派遣社員にはいろんな企業や会計事務所で働くという良さもあると思いますが、なぜ東京共同会計事務所での直接雇用を選んだのでしょうか？
藤川：いくつかの勤務先を経験して、東京共同会計事務所が最もいい環境だと感じているからです。同僚の中には、過去に勤務した会計事務所と比べて「ここは天国ですよ」なんて言っている人もいます（笑）。
岸本：実は私は東京共同会計事務所に派遣される際、いろいろな会計事務所で働いた経験から、会計事務所での勤務はここで最後にしようと思っていたんです。会計事務所は事業会社と違って独特なところも多いし、きっとここもそうだろうと。でも働いてみると全然違っていて、気がつけば7年も働いているので、普通の会計事務所とは違うやりがいや居心地の良さがあるんだと思います。
── 派遣社員から直接雇用（契約社員）への切り替え条件などはあるのでしょうか？
藤川：私たちの職種では、派遣社員としての勤務が3年を迎えるタイミングで業務を安定的にこなせているか、作成した成果物の品質がしっかりしているか、担当している件数が基準に達しているかなどの評価をもとに決定されます。契約社員として1年間就業すると、無期転換の希望を出すことができます。
── 派遣社員と契約社員の違いはどういった点ですか？
藤川：業務に関しては、派遣社員でも契約社員でも、記帳から会計帳簿の作成、決算時の納付書や申告書の作成の補助を行う点では、大きな違いはありません。ひとりあたり20社程度のSPCを担当します。
派遣社員は「決められた時間内だけ作業してくれれば良い」と「時間」が主体の働き方もあると思いますが、東京共同会計事務所では派遣社員のうちから「自分の担当」として個々のSPCを差配してもらえますので、やりがいを感じるのではないかと思います。
残業になることもありますが、自分ひとりではなく正社員がすべて確認する業務フローになっていますので安心感もありますし、決められた時間内で作業をするだけだと物足りないと感じる方、自分の仕事にやりがいを持ちたい方には向いていると思います。あ、当たり前ですが、派遣社員も契約社員も残業代はしっかり支払われますよ！
社内のリフレッシュスペースでスムージー片手に
藤川：契約社員になると、フレックスタイム制度も利用できます。派遣社員の3年間は9時半～17時半で働く必要がありますが、直接雇用後は自由度がかなり高まりますよ。私のチームでは、朝が早い方もいれば遅い方もいて、それぞれがライフスタイルに合わせて仕事をしていますね。
仕事柄、忙しさの波はあるので、業務の状況に合わせて、私は「今週はフレックスで早めに終わらせて、来週はその分働く」といった働き方をしています。
岸本：私のように通勤時間がかかる人にとっては、フレックスタイム制度や在宅勤務制度があるのは、東京共同会計事務所で働き続けている理由のひとつですね。出社が必須の職場だと、勤務先はどうしても自宅近くに限られてしまいますから。
── お話をうかがっていると、これまで抱いていた会計事務所で働く派遣社員のイメージと大きく異なり驚きました。ただ、機械的に作業を行っているのではなく、指示やマニュアルで定められた範囲内でやりがいを持って業務に取り組んでいるのが伝わってきました。
岸本：そうですね、整った環境の中で業務を担当させて貰えますし、ここまで関われるんだなと感じる部分もあり、自分のペースで心地よく働けています。そこはやりがいのひとつです。
ただ、人にはそれぞれ自分の好む仕事のやり方があると思いますし、例えば「私はすべての作業について細かく指示してほしいです」という方には向かないかもしれません。向き不向きはしっかり見極めて職場を選んでもらうのが良いと思いますね。
ここが東京共同会計事務所の推しポイント！
── 最後に、東京共同会計事務所の「推しポイント」を教えてください。
岸本：私たちのチームでは、毎月1回上司が面談をして話を聞いてくれるのがいいですね。「何か困っていることはないですか？」「この仕事はどうですか？」など、定期的に話を聞いてもらえる機会があることは助かります。
──正社員や契約社員向けの面談というのは聞いたことがありますが、派遣社員の方も面談があるのですか？
藤川：そうなんです。これまでの派遣先では、そういうことはほとんどありませんでしたから驚きですね。定期的に上司と話せるのはとても嬉しいですね。
社内イベントや研修、ランチで使うスペースにて。広くておしゃれ！
岸本：自分と同じ仕事をしている人が他にも大勢いるのも、私は良いと感じています。
例えば、派遣先の職場が小さいと、自分ひとりだけが派遣社員という場合もあると思います。でも、東京共同会計事務所だと入社時期が近い同期のような存在の人たちがいて、同じことをやっている人がいるとやはり相談もしやすいです。気の合う人も見つけられやすいと思います。
藤川：これまで他の会計事務所で働いたことがある人は、東京共同会計事務所に来ると違いに驚くと思います。事業会社で働いていた方にとっても、きっと遜色ない環境なはずです。研修もたくさんありますし、心配なく働けるはずです。ぜひ一緒に働きましょう。
── 藤川さん、岸本さん、ありがとうございました！
最後までお読みいただきありがとうございます。東京共同会計事務所では、派遣社員として業務に携わってくださる方を募集しています。この記事を読んで興味を持ってくださった方は、ぜひご登録されている派遣会社さんにお問い合わせください。みなさんのご応募お待ちしています！
執筆：pilot boat 納富隼平
写真：ソネカワアキコ
