【会計事務所の経営事例】事務所立て直しの第一歩は会計のクラウド化。自計化支援を通して顧問先の経営に寄り添う【PR】

freee【会計事務所の経営事例】ジェイシス税理士法人 社員税理士 田中 麻里 様

事務所立て直しの第一歩は会計のクラウド化。自計化支援を通して顧問先の経営に寄り添う

ジェイシス税理士法人 社員税理士 田中 麻里 様

創業70年になるジェイシス税理士法人は現在、freee5つ星アドバイザーとして、自計化支援を積極的に推進しています。

しかし数年前には、顧問先が半減するピンチに直面していました。社員税理士の田中麻里様は「このピンチを打破する第一歩として会計freeeを導入した」と振り返ります。

一体なぜ、会計freeeの導入が事務所再建の打開策となりえたのでしょうか。導入してから所内に起きた変化と、自計化を推進する方針をとっている理由を伺いました。

事務所の運営方針を変えなければ、ピンチを乗り越えられない

本日はよろしくお願いします。最初に、田中様が税理士になるまでの経緯を教えてください。

田中 税理士の仕事に興味を持ったきっかけは、高校の授業です。国内の企業数に関する話の中で、日本を支える多くの企業は中小企業であることを聞いて、漠然と「中小企業を支える仕事に就きたい」と思うようになりました。

どの職業なら中小企業のサポートができるのかと考えたとき、税務署職員をしている父の影響で幼い頃から聞き覚えがあった「税理士」に興味を持ちました。税理士になれば中小企業のサポートに貢献できると思い、大学在学中から税理士試験を受験し、23歳で税理士試験に合格し、25歳で税理士に登録しました。

若くして税理士になったのですね。今の事務所にはいつ頃から勤めていますか?

田中 大学を卒業してから現在まで、ずっと今の事務所に勤めています。ただ、入所した当時と今では、事務所の方針は大きく変わりましたね。

事務所の方針の変化には、何かきっかけがあったのでしょうか?

田中 はい。以前から開業退職をする職員は何人かいたのですが、副所長の独立をきっかけに顧問先が半分にまで減ってしまいました。

事務所に残った税理士は所長と私だけ。このまま何も変わらなければ、ジリ貧になってしまうことは目に見えていました。

そんな大変な時期があったのですね。

田中 はい、今振り返っても大変でした……。ただ、今思えば、事業のあり方を今一度考え直す契機にはなったと思います。たとえ事業規模が縮小しても、お客様に価値あるサービスを提供したいという気持ちを胸に、新しい事務所運営のあり方を所長と一緒に模索していきました。

事務所立て直しの第一歩は「会計のクラウド化」

事務所運営のなかで、最初に見直したのはどんなことでしたか?

田中 「会計のクラウド化」です。事務所では長年デスクトップ型会計ソフトを使っていたのですが、先ほどお話しした出来事を機に、クラウド会計ソフトに刷新することにしたのです。

実は所長が、おそらくfreeeがリリースされて間もない頃から「これからはクラウド会計の時代が来る」と言い続けていたんですよ。当時は所長の意見に賛同する職員がほとんどいなかったのが実情なのですが……。

【画像】田中 麻里 様

クラウド会計ソフトの選定は、どのように進めましたか?

田中 所長から私に一任してもらえました。数社のクラウド会計ソフトを比較検討しましたが、私も所長も、freeeが良いとの意見で一致しました。

freeeのどんな点が良いと思われましたか?

田中 私はfreeeの説明会で話を伺って、中小企業も安価にERP(※)ツールとして活用できそうなイメージを持ちました。ユーザー目線に近い設計になっている点にも共感しましたね。

freeeの操作画面の見た目が単式簿記的で、これまでの会計業務に慣れている人ほど導入に苦労するだろうとは思いました。うまく導入できれば今まで以上にお客様のお役に立てるとの期待のほうが上回って、freeeの導入を決めました。

(※)ERPとは
企業活動で必要な経営資源や情報を一元的に管理し、限られた資源を効率的に活用しようという考え方「Enterprise Resources Planning(企業資源計画)」の略語。

そして、ERPの考え方自体を実現し、情報をまとめて管理できるシステムのことも指し、ERPパッケージと呼ばれることもあります。これらは企業の基幹業務に関わる情報であることから「基幹システム」や「基幹系情報システム」とも呼ばれています。

freeeを導入してから、どんな変化がありましたか?

田中 所内の作業時間を短縮できました。記帳代行の担当者の話によると入力作業時間が1/2に減ったそうですよ。まずは私たち職員だけの範囲で、freeeの恩恵を受けました。

実際の活用方法

①通帳データ化サービス
通帳データをfreeeに渡すことでfreeeに明細データが納品される通帳データ化サービス。freee金額入力の手間が解消されるだけでなく、入力飛ばしなどによる通帳残高の錯誤発生原因が低減した。

②通帳残高の照合(タイムラインの活用)
①の通帳データ化サービスにより、通帳残高の差異自体の発生が減ったことに加え、タイムラインの活用により差異を1つ1つ発見する作業が不要になり、照合がしやすくなった。

③エクセルデータの活用
売上や総合振込などの経費の入力が、エクセルデータを活用して取り込めるようなったことで劇的に変化した。今までは、エクセルデータは紙でもらうのと同じ意味合いだったが、freeeに変わってからはデータを加工して取り込めるように活用。

顧問先とのやりとりで変化を感じる場面はありましたか?

田中 freeeによる自計化を導入していただいた顧問先の社長から、嬉しい感想をいただきました。

その顧問先では現金主義で経理業務をしていたので、発生主義で最新の経営状況を把握したい社長はストレスを感じていたようでした。そこで私たちがfreeeによる自計化の仕組みを導入した結果、「常に生きた数字を確認できるようになったので安心した。数字の根拠が分かるので、自分の決断により自信を持てるようになった」と喜んでくださったのです。

ユーザーさんから直接freeeを評価していただけたことで、私自身「freeeの導入は間違っていなかった」と確信できました。

営業活動が変わり、顧問先も若返った

freeeの導入をきっかけに改善した経営課題はありましたか?

田中 営業活動に関する課題は、かなり改善できていますね。以前は個々の営業スキルに依存した状態でしたから……。

税理士検索freee経由で問い合わせをいただけるようにもなったのは大きいです。こちらが何もしなくても問い合わせ件数が増えるので助かります。

職員の営業スキルアップについては、まずはfreeeの導入支援担当者さんのトークを忠実に真似することから始めました。次第にお客様がどんなトークにどう反応するかが分かるようになってくるので、上達のコツは場数を踏み続けることだと思います。

freeeを導入して以降のお客様の中には、新設法人も多いです。これまでの顧問先は成熟法人に偏っていたのが、契約を獲得するごとに顧問先の若返りが起きるといった効果もありました。

営業活動では、どんなことを心がけていますか?

田中 「長くお付き合いできる顧問先を探す」というスタンスを貫いています。個人的に、税理士に対する信頼を失墜させたくないという気持ちが強くあるんですよ。ですから、お客様の話をよく聞き、「あなたの要望はこうですね」と口に出したうえで、私たちができることを説明しています。

そういえば以前ご契約いただいたお客様に、私どもを選んでいただいた決め手を聞いたことがあります。その方が言うには、事務所の方針が伝わる資料を渡していたのが私たちだけだったそうです。お互いのミスマッチを防ぐためにも、事務所を正確に理解していただく努力も必要なのだと感じています。

【画像】事務所案内資料の表紙
実際にお渡ししている事務所案内資料(表紙)

自計化支援を通して、中小企業のバックオフィス業務効率化を

今後の展望について教えてください。

田中 自計化の支援に注力して、顧問先を獲得していきたいです。いきなり全てを自計化するのは難しいという顧問先でも、現状に合わせて少しずつ自計化が進むようにサポートします。最終的には完全に自計化できるようになっていただき、不明点があったら私どもがサポートする状態になることを目指しています。

記帳代行ではなく、自計化をメインとする理由は何でしょうか?

田中 事務所の観点から理由をお話ししますと、freeeによる自計化支援を通して業務フローが可視化できると、お客様が抱える課題を根本から解決することに役立つからです。また、記帳代行より高い利益率を確保できることも理由のひとつです。

顧問先にとっても、自計化していただく方が最新の数字を把握できるメリットがありますよね。自ら整理することで数字の流れを把握できるので、自信を持って経営判断をしていただけますし、万が一数値が悪化しても早急に対策を打つことができます。

ありがとうございます。最後に、freeeの活用を進める税理士の皆さんにメッセージをお願いします。

田中 freeeを利用することで、税理士の面白さは何倍にもなると感じています。

会計ソフトの数字だけを追う作業とは違い、freeeを導入する過程で、業務の流れを知り、いかにして効率的に数字を出すかを考える中で、お客様のことをより深く知ることができます。さらに、リアルタイムで数字を把握することにより、お客様とのコミュニケーションの質も信頼性も向上します。

freeeを通じて、共にお客様のビジネス発展に貢献できる方が一人でも多くなるよう願っています。

Company Profile

ジェイシス税理士法人

大阪市天王寺区上本町8-9-23
TEL:06-6770-1801 
https://jcss-tax.com/freee/

事業概要

昭和25年に片岡会計事務所として創業したのち、2006年9月にジェイシス税理士法人として開業。創業時からの社是「直心」を引き継ぎ、お客様の永続的発展を使命とする。

→その他の会計事務所の経営事例を見る

会計事務所の強みになるクラウド会計ソフトfreee

クラウド会計ソフトfreee_ロゴ_new

freeeを活用する会計事務所が増えているのには理由があります

スモールビジネスと向き合い、唯一無二の強みを一緒に作りませんか?無料のオンライン説明会実施中。
まずは気軽にご参加ください。

オンライン説明会のお申し込みはこちら

引用元:事務所立て直しの第一歩は会計のクラウド化。自計化支援を通して顧問先の経営に寄り添う | クラウド会計ソフト freee

会計事務所名鑑の編集部です。税理士や会計事務所業界の様々なニュースや情報をお届けしています。

会計事務所名鑑について

”会計事務所名鑑”は会計事務所や税理士業界を専門とした業界ニュースを配信するWEBメディアです。会計事務所・税理士法人、そこで働く方々に向けた業界情報や研修・セミナー・イベント情報、税理士試験情報などを掲載しています。
記事の更新情報は

会計事務所名鑑をフォロー
会計事務所名鑑 RSS
follow us in feedly
のいずれかにて受け取ることができます。

  1. 元国税調査官が税務調査対策すべてお話しします_元国税調査官・税理士_松嶋洋

    自主修正が認められる境界線:元国税調査官・税理士 松嶋洋が語る!…

    2024.04.18

  2. 元国税調査官が税務調査対策すべてお話しします_元国税調査官・税理士_松嶋洋

    生計一の解釈の相違:元国税調査官・税理士 松嶋洋が語る!税務署の…

    2024.04.16

  3. YKプランニング_bixid_ビサイド_logo_ロゴ_thumbnail

    【オンラインセミナー】「成長したい企業に必要な経営計画策定・経…

    2024.04.12

  4. freee_新ロゴ_2021.6_new

    「freee事業計画」の提供を開始 事業に関する質問に回答するだけで…

    2024.04.12

  5. 元国税調査官が税務調査対策すべてお話しします_元国税調査官・税理士_松嶋洋

    市街地価格指数の境界線:元国税調査官・税理士 松嶋洋が語る!税務…

    2024.04.11

  6. 弥生会計_ロゴ_2020_3月調整_thumb

    弥生の給与計算ソフト、令和6年 定額減税の対応方針を公開【PR】

    2024.04.10

  7. Tax thumbnail

    【年収551~1,500万円】成長中の税理士法人の国際部が外資系企業を…

    2024.04.08

税理士専門の転職サポート

税理士・科目合格者のための転職サポート

スポンサー企業

会計事務所名鑑は以下のスポンサー様にサポート頂いております。

弥生会計



会計事務所の強みになるクラウド会計freee



営支援クラウド「bixid」

⇒スポンサー企業一覧

⇒スポンサープランについて

会計事務所の転職なら_フローティングバナー