【速報】東京会場は国税局に。令和2年度の税理士試験会場が発表!コロナ対策のための受験時の留意事項も

全国的に新型コロナウィルスの感染が拡大しており、試験の実施を危ぶむ受験生の方も多いと思いますが、現段階では令和2年度(第70回)税理士試験は、予定通り2020年8月18日(火)~20日(木)に実施されることとなっています。

このような状況の中、7月16日付けで、令和2年度税理士試験の試験場や、受験に関しての留意事項が発表されました。

税理士試験試験場が公表、東京はまさかの東京国税庁

試験会場は14都道府県16会場です。当初12都道府県でしたが、群馬県と千葉県が新たに追加になりました。

  • 北海道 TKP札幌駅カンファレンスセンター
  • 宮城県 サンフェスタ
  • 埼玉県 ソニックシティ
  • 群馬県 Gメッセ群馬
  • 東京都 東京国税局
  • 千葉県 幕張メッセ
  • 石川県 石川県地場産業振興センター
  • 愛知県 愛知大学名古屋キャンパス
  • 大阪府 天満研修センター
  • 大阪府 TKPガーデンシティ大阪梅田
  • 大阪府 新梅田研修センター大阪
  • 広島県 広島サンプラザ
  • 香川県 サンメッセ香川
  • 福岡県 西日本総合展示場
  • 熊本県 グランメッセ熊本
  • 沖縄県 沖縄産業支援センター

今回の試験場は、イベントホールが多数使用されていたり、群馬県と千葉県も試験場に追加されるなど、当初予定されていた東京オリンピックの関係や新型コロナウィルスの影響で、会場選びが難航したのかもしれません。

また今回の発表の目玉は、何と言っても東京の試験場が「東京国税局」になったことです。記憶によると、東京国税局が試験場になったことは過去なかったと思うのですが、この意外な受験地について、Twitterでは賛否両論が上がっています。

Twitterでは、「国税局でもいい記念になりそう」、「決まってよかった」という喜びの声や、「(東京国税局は)そんなにキャパあるのかな」などソーシャルディスタンスを気に掛ける声も上がっています。

また、受験地ごとの受験申込者数が発表になっています。東京都・千葉県合計の受験申込者数は15,401人(科目別受験申込者数24,142人)ですが、このうち東京国税局の受験申込者数は、わずか47名(科目別受験申込者数78名)です。東京国税局で受験なんて緊張しそうと心配した方もおられたかもしれませんが、ほとんどの方が幕張メッセで受験することになりました。

ちなみに、幕張メッセは過去にも税理士試験場として使われていますが、朝一番の試験を受ける方の中には、ホテルの手配をされる方もいます。例年は、他のイベントと重なったり、夏のディズニーランドの観光客と重なると予約がとりにくいのですが、今年はコロナの影響もあってこのような理由での利用客は少ないかもしれません。ただ、幕張メッセでの受験申込者数が15,354人(科目別受験申込者数24,064人)もいるので、税理士受験者だけでもかなりの人数にのぼります。受験会場近くでの前泊を考えている方は、早めのホテル手配がお勧めです。

感染拡大防止で詳細な受験の注意事項も

また、新型コロナウイルス感染症の流行を受けて、受験に関しての注意事項が事細かに示されています。

注意事項の中から主なものをまとめました。

  • 風邪症状など他の受験者への感染のおそれがある人は受験できません
  • 試験会場で計測し、37.5度以上の発熱が認められた場合は受験できません
  • 試験会場内ではマスクを必ず着用してください(マスクを着用していない場合は入場できません) ほか

携帯用の手指消毒用アルコールを持参しても良いということなので、携帯用アルコールやマスクの予備を持参することをお勧めします。

詳細については上記のリンク先をよくご確認の上、体調管理に気を付けて受験していただきたいと思います。

体調を万全に整えて、受験生の皆さんが合格されることを祈念いたします。

(著者:大津留ぐみ / 大津留ぐみの記事一覧

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【大津留ぐみ:公認会計士・税理士/会計士・税理士専門ライター】 大学在学時にシェイクスピアを学んだことをきっかけに劇作家を目指すも挫折。編集プロダクションで編集やライティング業務に従事した後、公認会計士試験にチャレンジし合格。大手監査法人の東京事務所にて監査業務、財務デューデリジェンスなどに従事。 その後、フリーランスの公認会計士として非常勤監査、税理士法人の社員税理士として税務業務に従事しつつ、大津留ぐみのペンネームでライターとしての執筆活動にも従事。ライターとして、お金、社会保障、会計、税務などに関する記事を執筆。また、2児の母となったことをきっかけに、子どもの貧困や教育格差、子どものイジメに関する記事なども執筆。現在は、株式会社ワイズアライアンスの専属ライターとして会計・税務の記事を執筆しつつ、会計事務所にて内部統制業務にも従事するパラレルワーカー。公認会計士・税理士。

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